ミハママガジンCOLUMN

不動産投資 2026.06.11

ソーシャルレンディングおすすめランキング10社を徹底比較【2026年最新版】

ソーシャルレンディングは、ネットを通じて投資家と借り手企業をつなぐ新しい資産運用の方法です。1万円程度の少額から始められ、銀行預金よりもはるかに高い利回りが期待できることから、投資初心者にも注目されています。

一方で、過去にはトラブルを起こした事業者もあり、サービス選びを間違えると大切な資産を失うリスクもあります。

この記事では、信頼性・利回り・実績をもとに厳選したおすすめのソーシャルレンディング10社を、各社公式サイトの最新情報(2026年5月時点)をもとに比較しながら、選び方のポイントや始め方までまとめて解説します。自分に合ったサービスを見つけるための参考にしてください。

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ソーシャルレンディングとは?仕組みをわかりやすく解説

ソーシャルレンディングとは?仕組みをわかりやすく解説

お金の流れはシンプル ― 投資家・運営会社・借り手の三者関係

ソーシャルレンディングは、融資型クラウドファンディングとも呼ばれる金融サービスです。仕組み自体はとてもシンプルで、登場人物は3者だけです。

まず、投資家がソーシャルレンディングの運営会社を通じてファンドに出資します。運営会社はその資金をまとめて、事業資金を必要とする企業に貸し付けます。借り手企業は利息をつけて返済し、その利息の一部が投資家に分配金として支払われるという流れです。

株式投資のように日々の値動きを気にする必要がなく、あらかじめ決められた利回りと運用期間で資産運用ができる点が大きな特徴です。

不動産クラウドファンディングとの違い

ソーシャルレンディングとよく比較されるのが不動産クラウドファンディングです。どちらもネットで少額から投資できる点は共通していますが、投資対象と仕組みに違いがあります。

比較項目 ソーシャルレンディング 不動産クラウドファンディング
投資対象 企業への融資(不動産・エネルギー・事業資金など多様) 特定の不動産物件
収益の源泉 貸付利息 家賃収入や売却益
元本保護の仕組み 担保・保証の有無は案件ごとに異なる 優先劣後構造で一定程度保護される

不動産にこだわりたい人は不動産クラウドファンディング、幅広い投資対象から選びたい人はソーシャルレンディングが向いています。

銀行預金や投資信託と比べたときの立ち位置

ソーシャルレンディングの利回りは年3〜8%程度が中心で、銀行の定期預金(年0.1〜0.3%程度)とは大きな差があります。一方で、株式や投資信託のように日々の値動きがないため、相場を常にチェックする必要がありません。

リスクとリターンのバランスで見ると、預金よりは高いリターンを狙えるが、株式ほどの値動きリスクはないミドルリスク・ミドルリターンの投資と位置づけられます。

ソーシャルレンディングおすすめ10社を徹底比較【2026年5月最新版】

ここからは、信頼性・利回り・実績を総合的に評価して厳選した10社を、各社公式サイトの最新情報をもとに紹介します。まずは比較表で全体像をつかんでください。

サービス名 想定利回り 最低投資額 主な特徴
オルタナバンク
オルタナバンク
4〜12% 1万円 証券会社運営、貸付型ファンドの顧客元本毀損率0%
クラウドバンク
クラウドバンク
6.01%(実績平均) 1万円 累計応募総額3,200億円超の老舗。ただし償還遅延発生中
Funds(ファンズ)
Funds(ファンズ)
2〜3%程度(平均2.39%) 1円 上場企業案件中心で安定志向
LENDEX(レンデックス)
LENDEX(レンデックス)
平均8.05%(直近は9.5%中心) 2万円 高利回り×不動産担保
AGクラウドファンディング
AGクラウドファンディング
1〜10% 1円 アイフルのグループ会社が運営
バンカーズ
バンカーズ
2〜6% 1万円 累計出資1,400億円超。5段階リスク評価
CAPIMA
CAPIMA
4〜8%(一部10%超) 1万円 投資優待つきファンドあり
Funvest
Funvest
2〜4% 10万円 大和証券グループ×クレディセゾン
COZUCHI
COZUCHI
4〜10%超 1万円 不動産特化、累計調達額1,335億円超
OwnersBook(オーナーズブック)
OwnersBook
3〜5% 1万円 全案件不動産担保つき、累計投資額728億円超
ソーシャルレンディングおすすめ10社を徹底比較

オルタナバンク ― 証券会社運営で案件ジャンルが豊富

オルタナバンク

運営会社 SAMURAI証券株式会社(第一種・第二種金融商品取引業)
想定利回り 4〜12%
最低投資額 1万円
運用期間 1ヶ月〜36ヶ月
累計ファンド申込額 700億円突破(2026年2月時点)
顧客元本毀損率 0%(貸付型クラウドファンディング)
キャンペーン 初回投資応援プログラム(2026年2月1日〜6月30日/現金3,000円プレゼント)

オルタナバンクは、第一種・第二種金融商品取引業の登録を受けたSAMURAI証券が運営するソーシャルレンディングです。業界でも厳しい基準をクリアした証券会社が運営している点が大きな安心材料です。

国内不動産だけでなく、海外ローンや未上場株式など多様な資産に投資できるのが特徴で、東証プライム上場企業への貸付や不動産担保案件も豊富に用意されています。毎月や3ヶ月ごとの分配がある案件も多く、定期的に収入を得たい人にも向いています。

2025年4月には信託保全が開始され、2025年12月からは2段階認証の必須化など、安全性・セキュリティ強化の動きも進んでいます。2026年2月時点で累計ファンド申込額は700億円を突破しました。

クラウドバンク ― 累計応募総額トップクラスの老舗

クラウドバンク

運営会社 日本クラウド証券株式会社(第一種・第二種金融商品取引業)
実績平均利回り 6.01%(2025年3月末までの1年間/税引前)
最低投資額 1万円
運用期間 6ヶ月〜1年前後が中心
累計応募総額 3,200億円超
注意点 2025年以降、太陽光・バイオマス案件中心に償還遅延が発生中(件数ベース約33%、金額ベース40%超)

クラウドバンクは2013年にサービスを開始した国内ソーシャルレンディングの代表格です。累計応募総額は3,200億円を超えており、業界トップクラスの実績を誇ります。実績平均利回りは6.01%(2025年3月末までの1年間に運用終了したファンドの税引前実績値)と高水準です。

太陽光・風力などの再生可能エネルギーや不動産、海外ローンまで幅広いファンドに分散投資できます。毎月分配型のファンドが多い点も人気の理由です。運営会社は第一種金融商品取引業の登録を受けており、信頼性の面でも一定の評価があります。

ただし2025年以降、太陽光発電・バイオマス関連を中心に償還遅延が拡大しており、公式サイトでもアナウンスされている状況です。投資前には公式サイトの「償還の遅延に関しまして」を必ず確認し、案件の偏りを避けて分散投資する意識が重要です。

なお、新規口座開設で楽天ポイント500円分プレゼントなどのキャンペーンも実施されています。

Funds(ファンズ) ― 上場企業案件中心で安定志向

Funds(ファンズ)

運営会社 ファンズ株式会社(第二種金融商品取引業)
平均予定利回り 2.39%(2019年〜2026年5月までの累計)
最低投資額 1円
累計ファンド募集金額 約1,176億円
累計ファンド数 596件
平均予定運用期間 14ヶ月
正常償還率 100%(元本毀損終了0件/2026年5月時点)

Fundsは、貸付先が上場企業やその関連会社中心という安全性の高さが最大の特徴です。上場企業は財務状況の開示義務があるため、投資判断に必要な情報を得やすいメリットがあります。

1円から投資できるため、まずはお試しで始めてみたい初心者にぴったりです。先着方式だけでなく抽選方式のファンドもあるので、日中忙しい人でも投資チャンスを逃しにくいのも魅力です。

2026年5月時点で累計596ファンド・約1,176億円の募集実績があり、平均予定利回りは2.39%。利回りは控えめですが、サービス開始以来一度も元本毀損が発生していない点が安心感につながっています。また、配当に加えて優待がもらえるファンドも増えており、ミスタードーナツのクーポンなどユニークな優待つき案件も登場しています。

LENDEX(レンデックス) ― 高利回り×不動産担保の組み合わせ

LENDEX(レンデックス)

運営会社 株式会社LENDEX(第二種金融商品取引業)
平均利回り 8.05%(直近のファンドは年利9.50%が中心)
最低投資額 2万円
運用期間 11〜12ヶ月が中心
累計ローン総額 722億円超
累計登録者数 25,696人
元本割れ・配当遅延 0件(2025年8月末時点)

LENDEXは業界トップクラスの高利回りを誇るソーシャルレンディングです。公式公表の平均利回りは8.05%(2023年10月〜2024年3月末募集成立のうち2025年4月末時点で完済済の案件、税引前年利換算)で、2026年5月時点で募集されているファンドは年利9.50%が中心です。

不動産担保つきのファンドが中心で、担保評価は大手不動産会社の東急リバブルに依頼するダブルチェック体制をとっています。LTV(融資比率)は80%以内に設定されており、高利回りでありながらリスク管理にも配慮されている点が評価されています。毎月分配型で、短期運用が中心なのも資金効率を重視する投資家に好まれています。

注意点として、出金手数料は月1回まで無料、それ以降は1回あたり330円(税込)が発生します。また、人気が高く募集開始直後に完売することも多いため、事前の口座開設・入金が必須です。

AGクラウドファンディング ― アイフルのグループ会社が運営する安心感

AGクラウドファンディング

運営会社 AGクラウドファンディング株式会社(東証プライム上場アイフル子会社)
想定利回り アイフルファンド:1.0〜2.0%/不動産担保ローンファンド:5.0〜10.0%超
最低投資額 1円
ファンドの種類 アイフルファンド、不動産担保ローンファンド
累計運用実績 200件以上

AGクラウドファンディングは、50年以上の貸金業実績を持つアイフル(東証プライム上場)のグループ会社が運営するサービスです。

2種類のファンドがあり、アイフルファンドは利回り1.0〜2.0%程度と低めですが、アイフルグループへの貸付のため比較的安全性が高いのが特徴です。一方の不動産担保ローンファンドは利回り5.0〜10.0%超で、リターンを重視したい人にも対応しています。

1円から投資可能で、新規会員登録でVプリカ1,000円分プレゼントなどのキャンペーンも随時実施されています。サービス開始以降、毎月2〜5本のファンドを安定的に募集しているため、投資チャンスを掴みやすいのも魅力です。

バンカーズ ― 5段階リスク評価で案件を選びやすい

バンカーズ

運営会社 株式会社バンカーズ(第二種金融商品取引業)
想定利回り 2〜6%
最低投資額 1万円
運用期間 1ヶ月〜1年以上が中心
累計出資金額 1,400億円突破(2026年3月末時点)
成立ファンド数 2,900本突破(2026年3月末時点)

バンカーズは2020年にスタートしたサービスですが、前身企業(泰平物産)は1969年創業の貸金業者として55年以上の歴史を持つ老舗です。元三菱東京UFJ銀行の代表取締役も務めた人物が経営に関わっており、運営の信頼性は高いといえます。

2022年にはSBIソーシャルレンディング事業を承継し、2025年には旧クラウドクレジットとのアカウント統合も実施。2026年3月末時点で累計出資金額1,400億円・成立ファンド2,900本突破と、業界でも有数の規模になっています。

各ファンドに独自の5段階リスク評価が表示されるため、投資判断がしやすい点が初心者に好評です。融資先の情報開示も比較的手厚く、内容を理解した上で投資できる安心感があります。

CAPIMA ― 投資優待つきで配当以外の楽しみも

CAPIMA

運営会社 アバンダンティアキャピタル株式会社
想定利回り 4〜8%(一部10%超のファンドあり)
最低投資額 1万円
累計ファンド数 101件(2026年4月時点)
運用終了ファンド 57件すべて元本割れなく償還

CAPIMAは2022年に開始された比較的新しいサービスですが、多くのファンドに投資優待が付いているのが他社にはない大きな特徴です。配当金に加えて、食品ギフトやAmazonギフト券などがもらえるファンドがあり、投資の楽しみが広がります。

直近のファンドは年利8%程度の案件が多く、高利回り重視の投資家にも対応しています。全ファンドに不動産や売掛金などの担保が設定されており、利回りと安全性のバランスにも配慮されている点が評価されています。

介護事業や再生可能エネルギーなど社会的意義の高い案件も取り扱っており、ESG投資に関心がある人にも適しています。2026年4月時点で運用終了したファンドすべてが元本割れなしで償還されている実績も心強い材料です。

Funvest ― 大和証券グループ×クレディセゾンの共同運営

Funvest

運営会社 Fintertech株式会社(大和証券グループ80%、クレディセゾン20%出資)
想定利回り 2〜4%台
最低投資額 10万円
サービス開始 2021年12月
元本割れ・分配遅延 0件

Funvestは大和証券グループとクレディセゾンが出資する企業が運営しており、大手金融グループの厳格な審査基準で案件が選定されている点が特徴です。5段階の審査体制で案件の質を確保しています。

国内不動産だけでなく、モンゴルの銀行向けファンドなどユニークな海外案件も取り扱っています。為替ヘッジ付きの海外ファンドもあり、為替リスクを抑えながら海外投資を始めたい人に向いています。

直近のファンドは年率3.3〜3.5%程度の利回り設定が中心で、安全性最優先の堅実な運用が特徴です。最低投資額が10万円とやや高めですが、Amazonギフト券などの特典付きキャンペーンも随時実施されています。

COZUCHI ― 不動産特化型で高実績の注目株

COZUCHI

運営会社 LAETOLI株式会社
想定利回り 4〜10%超(想定以上の配当実績も多数)
最低投資額 1万円
累計ファンド数 144件以上(2026年4月時点)
累計調達額 1,335億円超
元本割れ 0件
途中解約 可能(事務手数料発生)

COZUCHIは不動産投資型クラウドファンディングのプラットフォームで、想定利回りを上回る配当を出した実績が多いことで投資家の間で高い人気を集めています。公式発表では、運用終了済ファンドのうち相当数のファンドで想定利回りを上振れて償還した実績があります。

優先劣後方式を採用しており、損失が出た場合はまず運営会社側が負担する仕組みです。また、ソーシャルレンディングでは珍しく中途換金が可能な点も大きなメリットです。

1万円から投資できる短期運用型ファンドと、10万円から投資できる中長期運用型ファンドの2種類が用意されており、自分のスタイルに合わせた選択ができます。2026年4月時点で累計144件以上のファンドを組成し、累計調達額は1,335億円を超えるなど、業界トップクラスの実績を誇ります。

OwnersBook ― 日本初の不動産クラウドファンディング

OwnersBook(オーナーズブック)

運営会社 ロードスターインベストメンツ株式会社(東証プライム上場ロードスターキャピタル100%子会社)
想定利回り 3〜5%
最低投資額 1万円
累計投資額 約728億円(2026年2月時点)
累計案件数 404件
元本割れ 0件(2014年サービス開始以来)

OwnersBookは2014年にサービスを開始した、国内初の不動産特化型クラウドファンディングです。全案件に不動産担保が設定されており、担保評価額の80%を上限に融資を行うことで元本毀損リスクを抑えています。

貸付型とエクイティ型の2タイプから投資方法を選べます。運用期間がやや長めの案件が多いですが、年2回の配当などが設定されているため、安定的に収入を得たい人に適しています。

親会社のロードスターキャピタル株式会社は東証プライム市場に上場しており、定期的な情報開示や外部監査を受けている点も信頼性の高さにつながっています。2014年のサービス開始から2026年2月時点まで、累計404件の案件を組成し元本割れは1件も発生していません。

ソーシャルレンディングのメリット

ソーシャルレンディングのメリット

1万円から始められるので初心者でもハードルが低い

ソーシャルレンディングの多くは1万円から投資可能です。サービスによっては1円から始められるものもあり、株式投資や不動産投資のようにまとまった資金を用意する必要がありません。

少額で複数のファンドに分散投資すればリスクも抑えられるので、投資経験がない人の第一歩としてもおすすめです。

運用はほったらかしでOK、日々の値動きを気にしなくていい

ファンドに投資したあとは、運用期間が終了するまで待つだけです。株式やFXのようにチャートを毎日チェックする必要がなく、仕事やプライベートが忙しい人でもすきま時間で取り組めるのがメリットです。

利回りと運用期間があらかじめ決まっているため、計画的に資産運用を進められます。

銀行預金とは比べものにならない利回りが期待できる

ソーシャルレンディングの利回りはファンドによって異なりますが、年3〜8%程度が一般的です。大手都市銀行のスーパー定期(年0.1〜0.3%程度)と比べると、その差は歴然です。

たとえば100万円を年利5%で12ヶ月運用した場合、税引前で約5万円の分配金が期待できます。定期預金では同条件で数百円〜数千円程度にとどまることを考えると、資産を効率よく増やしたい人にとって魅力的な選択肢です。

ソーシャルレンディングのデメリット・リスク

ソーシャルレンディングのデメリット・リスク

運用中は途中解約できず、資金が拘束される

ソーシャルレンディングは原則として運用期間中の途中解約ができません。一度投資した資金は満期まで引き出せないため、生活費や緊急予備資金とは別の余裕資金で投資することが大切です。

資金の流動性を確保したい場合は、運用期間が短い案件を選んだり、複数の案件に時期をずらして投資するなどの工夫が有効です。

貸し倒れ・返済遅延で元本を失うリスクがある

融資先企業の業績悪化や倒産により、元本の一部または全額が返済されない貸し倒れリスクがあります。出資法により元本保証は禁止されているため、どのサービスでもこのリスクはゼロにはなりません。

実際、2025年以降は大手のクラウドバンクでも太陽光・バイオマス案件を中心に償還遅延が拡大しているケースが報じられています。「過去に実績があるから安心」と思い込まず、最新の遅延・行政処分情報を必ずチェックすることが大切です。

リスクを軽減するには、担保・保証つきのファンドを選ぶこと、複数のサービスやファンドに分散投資すること、融資先の情報開示が十分なサービスを利用することが重要です。

人気ファンドはクリック合戦になり投資できないことも

利回りが高い人気ファンドは募集開始から数分で完売することも珍しくありません。事前に入金しておかないと応募できないサービスもあり、投資できなければ資金を遊ばせてしまうことになります。

この対策として、複数のサービスに口座を開設して投資機会を分散することが多くの投資家に推奨されています。抽選方式のファンドがあるサービスを活用するのも一つの手です。

ソーシャルレンディングが向いている人

ソーシャルレンディングが向いている人

銀行預金以上の利回りをほったらかしで得たい人

定期預金の金利では物足りないけれど、積極的にトレードする時間もない。そんな人にソーシャルレンディングは最適です。一度ファンドに投資すれば運用期間終了まで待つだけなので、手間をかけずに預金以上のリターンを狙えます。

まとまった余裕資金があり、しばらく使う予定がない人

途中解約ができないため、数ヶ月〜1年程度は動かす予定のない余裕資金がある人に向いています。生活防衛資金とは別に、運用に回せるお金が10万円以上ある人なら、複数のファンドに分散して効率よく資産を増やせます。

株やFXのような値動きのストレスを避けたい人

ソーシャルレンディングは固定利回りのため、日々の相場変動に一喜一憂する必要がありません。株式投資のように含み損を抱えてモヤモヤすることもなく、精神的に落ち着いた状態で資産運用を続けたい人に適した投資方法です。

ソーシャルレンディングが向いていない人

ソーシャルレンディングが向いていない人

元本保証がないと不安で眠れない人

ソーシャルレンディングには元本保証がありません。担保つきファンドでもリスクをゼロにはできないため、少しでも元本が減る可能性があると不安で仕方ない人には向いていません。その場合は、個人向け国債や定期預金など元本が保護される商品を検討しましょう。

急な出費に備えて資金をいつでも引き出したい人

運用中は基本的にお金を引き出せません。急な出費が発生する可能性が高い人や、生活資金に余裕がない段階では、ソーシャルレンディングよりも普通預金など流動性の高い方法で資産を管理するほうが安心です。

自分で銘柄を選んで売買する楽しさを求めたい人

ソーシャルレンディングは「投資して待つだけ」というシンプルさが魅力ですが、裏を返せば売買のタイミングを自分で判断する楽しさはありません。テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を活かしたアクティブな投資を楽しみたい人には、株式投資やFXのほうがマッチするでしょう。

失敗しないソーシャルレンディングの選び方5つのポイント

失敗しないソーシャルレンディングの選び方5つのポイント

運営会社の信頼性(金融商品取引業の登録区分をチェック)

まず確認すべきは、運営会社が金融商品取引業の登録を受けているかどうかです。ソーシャルレンディングを運営するには最低でも第二種金融商品取引業の登録が必要ですが、第一種の登録を持つ会社はより厳しい財務基準やコンプライアンス体制をクリアしています。

オルタナバンク(SAMURAI証券)やクラウドバンク(日本クラウド証券)のように第一種・第二種両方の登録を持つ証券会社、OwnersBook(ロードスターキャピタル)やAGクラウドファンディング(アイフル)のように東証プライム上場企業のグループ会社が運営するサービスは、外部監査を受けているため信頼性が高い傾向にあります。

融資先情報の開示レベル

融資先の企業名、事業内容、返済方法、担保の詳細などがどこまで開示されているかは非常に重要です。情報が少ないファンドほど、投資家にとってリスクを見極めるのが難しくなります

融資先の情報を細かく公開しているサービスを選ぶことで、貸し倒れリスクの高い案件を事前に避けやすくなります。

利回りとリスクのバランスを見極めるコツ

利回りが高いファンドはそれだけリスクも高い傾向があります。利回りだけで飛びつくのではなく、融資先の健全性、担保の有無、運用期間を総合的に見て判断しましょう。

初心者のうちは年利3〜5%程度の安定型ファンドから始めて、慣れてきたら利回りの高い案件にも挑戦するのがおすすめです。

運用期間と資金拘束のリスク

運用期間が長いほど、その間に経済環境や融資先の状況が変化するリスクが高まります。特に初心者は6ヶ月〜1年程度の短期案件から始めると安心です。

複数の案件に運用終了時期をずらして投資すれば、定期的に資金が戻ってくるサイクルを作れます。

過去の貸し倒れ・返済遅延の実績

過去に貸し倒れや返済遅延がどの程度あったかは、サービスの安全性を測る重要な指標です。元本割れゼロの実績を維持しているサービスも複数あるので、公式サイトや第三者の評価情報で必ず確認しましょう。

ただし、過去の実績が未来の運用成果を保証するものではありません。長らく元本割れゼロを維持していたサービスでも、2025年以降に大規模な償還遅延が発生したケースもあります。「過去の実績」だけでなく「直近1年の状況」もチェックする習慣をつけましょう。

投資額別シミュレーションで見るリアルな収益イメージ

投資額別シミュレーションで見るリアルな収益イメージ

月1万円をコツコツ積む場合(年利4%想定)

毎月1万円ずつソーシャルレンディングに投資し、年利4%で運用できた場合のシミュレーションです。

期間 累計投資額 分配金合計(税引前)
6ヶ月 6万円 約700円
1年 12万円 約2,600円
3年 36万円 約2万2,000円

短期間では目立った利益にはなりませんが、コツコツ続けることで複利効果が生まれます。分配金をそのまま再投資に回せば、さらに効率よく資産を増やせます。

まとまった50万円を半年で回す場合(年利7%想定)

50万円を年利7%のファンドに投資し、6ヶ月間運用した場合のシミュレーションです。

投資額 50万円
年利 7%
運用期間 6ヶ月
分配金(税引前) 約17,500円
分配金(税引後) 約13,900円

半年で約1.4万円の手取り収入が得られる計算です。同じ50万円を銀行の定期預金(年0.2%)に預けた場合は半年で約500円なので、約28倍の差があります。

利回りだけで判断すると危険?手取り額を左右する税金の計算

ソーシャルレンディングの分配金には20.42%(所得税20%+復興特別所得税0.42%)の源泉徴収がかかります。つまり、表面上の利回りがそのまま手取りになるわけではありません。

たとえば年利5%で100万円を1年間運用した場合、税引前の分配金は5万円ですが、税引後は約39,790円になります。サービスを比較する際は、税引後の実質利回りまで計算して判断するのがポイントです。

ソーシャルレンディングの始め方4ステップ

ソーシャルレンディングの始め方4ステップ

ステップ1:口座開設に必要なものを準備する

口座開設に必要なものはサービスによって多少異なりますが、一般的には本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)、銀行口座情報、メールアドレスの3つです。マイナンバーの提出を求められるケースも多いため、事前に手元に準備しておくとスムーズに進みます。

ステップ2:サービスに会員登録・本人確認を行う

サービスの公式サイトから氏名、住所、資産状況などの必要事項を入力します。多くのサービスはオンラインで完結するeKYC(電子本人確認)に対応しており、最短5分程度で申し込みが完了します。審査には通常2〜5営業日ほどかかります。

なお、2025年12月以降オルタナバンクなどの大手ではログイン時の2段階認証が必須化されており、セキュリティ強化が進んでいます。スマホで認証コードを受け取れる準備もしておきましょう。

ステップ3:ファンドを選んで投資を申し込む

口座開設が完了したら、募集中のファンド一覧から投資先を選びます。利回り、運用期間、担保の有無、融資先の情報をしっかり確認した上で申し込みましょう。投資したい案件がある場合は早めに口座を開設し、入金まで済ませておくことが大切です。

ステップ4:運用開始後にやるべきこと

投資後は基本的に満期まで待つだけですが、定期的にマイページで運用状況を確認する習慣をつけましょう。分配金の入金タイミングや、運営会社からのお知らせにも目を通しておくと安心です。分配金が入ったら、再投資に回すか出金するかを判断しましょう。

なお、サービスによっては出金手数料が発生します(例:LENDEXは月1回無料、それ以降330円)。手数料を最小限に抑えるためにも、出金タイミングは計画的に決めましょう。

知らないと損する!ソーシャルレンディングの税金と確定申告

知らないと損する!ソーシャルレンディングの税金と確定申告

分配金にかかる税率と確定申告が必要になるライン

ソーシャルレンディングの分配金は税制上「雑所得」として扱われ、総合課税の対象になります。分配時に20.42%が源泉徴収されますが、これはあくまで仮の税額です。

会社員の場合、ソーシャルレンディングを含む雑所得の合計が年間20万円を超えると確定申告が必要になります。申告は例年2月16日〜3月15日の間に行い、マイナンバーカードがあれば自宅からスマホで手続きできます。

会社員でも申告が必要なケースとは

給与所得者でも、雑所得の合計が20万円を超える場合は確定申告が義務付けられています。逆に20万円以下の場合は確定申告は不要です。ただし、住民税の申告は別途必要になるケースがあるため、お住まいの自治体のルールを確認してください。

また、年収2,000万円を超える人や、医療費控除などで確定申告をする人は、20万円以下でもすべての所得を申告する必要があります。

節税につながる損益通算はできる?できない?

結論から言うと、ソーシャルレンディングの雑所得は、株式投資の譲渡損益とは損益通算できません。雑所得同士であれば通算が可能なので、複数のソーシャルレンディングで利益と損失が出た場合は相殺できます。

また、総合課税の特性上、所得が少ない年は源泉徴収された税金の一部が還付される場合もあります。確定申告をしないと還付を受けられないケースもあるため、一度シミュレーションしてみることをおすすめします。

ソーシャルレンディングに関するよくある質問

ソーシャルレンディングに関するよくある質問

ソーシャルレンディングは危ない・やばいって本当?

過去に行政処分を受けた事業者や、詐欺的な運営をしていた業者が存在したことは事実です。また、2025年以降は大手のクラウドバンクでも償還遅延が発生するなど、リスクは確実に存在します。

しかし現在は金融庁による規制強化が進み、情報開示の義務化や信託保全の導入などが整備されています。第一種・第二種金融商品取引業への登録を確認し、実績のあるサービスを選びつつ、必ず分散投資を心がければ、過度に恐れる必要はありません。

過去にどんなトラブルや事件があった?

2017〜2018年にかけて、一部の事業者が融資先の情報を偽って投資家を募集していた問題が発覚し、複数の業者に行政処分が下されました。また2021年にはSBIソーシャルレンディングが審査体制の不備で行政処分を受け、事業から撤退(後にバンカーズが事業を承継)しています。

これらをきっかけに業界全体で情報開示が強化され、融資先の企業名や事業内容の公開が進んでいます。一方で2025年以降は、大手クラウドバンクの太陽光・バイオマス案件で大量の償還遅延が発生するなど、新たな問題も浮上しています。

元本割れが起きたらお金はどうなる?

融資先の返済が滞った場合、担保がある案件では担保を売却して資金を回収する手続きが取られます。ただし、担保の売却額が融資額を下回れば全額は戻りません。担保のない案件では回収が難しくなるため、投資前に担保・保証の有無を必ず確認しましょう。

また、返済が遅延しても最終的に回収されるケースもあります(クラウドバンクの一部ファンドは2025年中に追加回収・分配が行われました)。気長に待つ覚悟も必要です。

途中解約はできる?

原則として途中解約はできません。運用期間が終了するまで資金は拘束されます。ただし、COZUCHIなど一部のサービスでは手数料を支払うことで中途換金が可能な場合もあります。資金が必要になる時期が見通せない場合は、短期案件を中心に投資するのが安全です。

利益が出たら確定申告は必要?

会社員の場合、ソーシャルレンディングを含む雑所得の合計が年間20万円を超えると確定申告が必要です。20万円以下なら確定申告は不要ですが、住民税の申告が別途必要になるケースがあります。分配金からは20.42%が源泉徴収されているため、所得によっては確定申告で税金が戻ってくることもあります。

いくらから始めるのがおすすめ?

投資初心者の場合、まずは3〜10万円程度から始めて実際の運用を体験するのがおすすめです。複数のファンドに分散投資するなら、最低でも3〜5万円程度の投資額を確保しておきたいところです。慣れてきたら徐々に投資額を増やしていくとよいでしょう。

複数のサービスを併用するメリットは?

人気ファンドは応募が殺到してすぐに完売するため、1つのサービスだけだと投資機会を逃しやすくなります。3〜5社程度に口座を開設しておくことで、常にどこかで投資できる状態を保てます。また、サービスごとに得意な案件ジャンルが異なるため、分散投資によるリスク軽減効果も期待できます。

さらに、もし1社で大規模な遅延や事業停止が起きても、複数社に分散していれば致命的なダメージを避けられます。

NISAやiDeCoの対象になる?

ソーシャルレンディングの分配金はNISAやiDeCoの非課税枠の対象外です。これらの制度で税優遇を受けられるのは、株式や投資信託など対象商品に限られています。ソーシャルレンディングはNISA・iDeCoとは別枠の投資として位置づけ、ポートフォリオの一部に組み込む形で活用しましょう。

分配金はいつ・どのように受け取れる?

分配金の支払いタイミングはサービスやファンドによって異なります。LENDEXやクラウドバンクは毎月分配型が中心、Fundsは満期一括分配が中心など、サービスによって特色があります。分配金はサービス内のデポジット口座に入金され、そこから銀行口座に出金するか、そのまま再投資に回すことが可能です。出金手数料はサービスにより無料〜330円程度です。

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングはどっちがいい?

どちらが良いかは投資目的によります。不動産に特化した投資がしたいなら不動産クラウドファンディング(COZUCHI、OwnersBookなど)、不動産以外も含めた幅広い投資対象から選びたいならソーシャルレンディングが向いています。不動産クラウドファンディングには優先劣後構造による元本保護の仕組みがある点もメリットです。両方に分散投資するのも有効な戦略です。

まとめ:まずは少額から始めて自分に合うサービスを見つけよう

ソーシャルレンディングは、少額から手軽に始められ、銀行預金より高い利回りが期待できる投資方法です。一方で貸し倒れリスクや資金拘束のデメリットもあり、2025年以降は大手でも償還遅延が発生するなど、リスク管理の重要性はこれまで以上に高まっています。

サービス選びでは、運営会社の信頼性、融資先の情報開示、過去の実績だけでなく直近1年の遅延状況も必ず確認してください。まずは1社で少額投資を体験し、慣れてきたら2〜3社に口座を広げて分散投資するのが失敗しにくい進め方です。

この記事で紹介した10社はいずれも実績がある信頼性の高いサービスですが、いずれも元本保証ではありません。自分の投資スタイルやリスク許容度に合ったサービスを見つけて、資産運用の第一歩を踏み出してみてください。

※本記事の情報は2026年5月時点で各社公式サイトおよび公開資料をもとに作成しています。最新情報は必ず各サービスの公式サイトをご確認ください。

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